インターネットで光るゴミ達

自己愛性パーソナリティ、ASD、躁鬱、鬱、境界性パーソナリティ障害、統合失調症、性依存症、パニック障害…インターネット活躍マン達の負の血統書がプロフに書き連ねられている。

多様で個性的でギラギラ輝いているメンヘラニート無敵の人たち、自分も発達障害者としてガイジの血を分け合った兄弟ぐらいの親近感を持ちながら、同時に強く惹かれ、憧れる。

「みんなちがっていみんないい」よろしくファック、その怪しい魅力はオーバーグラウンドに露出する機会自体少ない。

一部は「アウトサイダーアート」等と呼ばれ最近徐々に広まりつつある。しかし、これは枠組みにハメられていることが多い。(とはいっても作品はやはり面白いものが多い)

それよりも僕がさらに強く惹かれるのが、「全身」が表現であり「コンプレックス」「プライバシー」「精神」そのものを切り売りし、ありのままの輝きをとりわけ強く放っているブロードバンド配信サービスやSNSなどで活躍するメンヘラ、精神疾患持ちガイジスター達だ。

脳機能のレベルから人と違うことはレアだし、その状態で活動をするのだからなおさら面白いし、それが許容されるのがインターネットというあらゆる距離を跳躍するツールだと感じている。

何が言いたいかって言うと、「特権」なんじゃないか?僕が面白く感じた人間のインターネットでのガイジ率は高い。名前は伏せさせていただくがとある人のブログから引用させてもらうと

「クラスで人気者になるための方法は色々あるけれど、最も手軽なのは「ヤベー奴」になることだ。少なくとも、毎日毎日サッカーボールを蹴り続けるような努力はいらない。

ただ、屋上から飛び降りるような度胸があればいい。

それが明るいヤバさならば、コミュニティは君を拍手喝采で迎えるだろう。

それが暗いヤバさならば、コミュニティは君を畏怖し、ある種の信仰を捧げるだろう。」

ヒトにできないことをするやつはスゴイやつなのだ。真似できないことはレアでそれには様々なハードルが存在して…貴重、稀有な経験、好奇心の赴くままに飛び込める世界の有様が目の前に。インターネットではデメリットもメリットもありのまま「要素」として抽象化される。

ライアン・ガンダー氏は歩けず、車椅子で活動を各国で精力的に行う世界が注目するアーティストなのだが、インタビューにおいて「歩けないことについてハンデを感じた子とは?」と問われ「それは要素でしかない」と答えていた。

僕のアスぺも要素だ。どう使うかだ。武器なのか、枷なのか、ドーパミン取り込み阻害薬剤も要素だ。自分の体も同じく…

そして僕のアウトサイダーへの憧れと倒錯はドロップアウトすることそのもの、ドロップアウトした人達へとズームしていく。

ブロン、リタリン、コンサータ、レクサプロ、エフェドリン、なんたらかんたら…

非現実、非日常への門…僕は特権ほしさにその境界をふらついているどうしようもない野次馬だ。野次馬のままで終わりたくない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちがう、僕の「すき」はどこに行ったのだろう、僕は、僕のありのままの衝動性や、僕が中学生の頃にひたすらつづった痛い日記、それに、僕は二年前にもこういう痛いことをやってのけている。僕はつらいことがあるとすぐに憤った。すぐに内に暗い怒りを抱え込み、人を憎み世界を終わらせようとしていた。

僕の精神は日に日に鈍感になっている、ひぐらしの声にも、蝉の鳴き声にも、はたと、「自分は感受性がなくなっているんだぁ」と振り返って冷や汗をかいてからではないと、こんなにもオレンジな景色に、日が暮れ終りをつげる西日にも、気づけないのである!

僕の中学生の頃は豊かだった、精神が豊かだった。オレンジ色をしていた。ひたすら懐かしくて、黄色と緑の木漏れ日のような隙間とズレの織り成す斑点模様や、懐かしいという謎の青色、校舎の薄鈍い黄色、そのどれもが僕のノスタルジーを刺激していた。

僕は自分を見失う前にルーツを辿らなきゃいけなかったのかもしれない。僕は明日、ルーツを辿りに自分のふるさとへ、抽象化とともにデータに流れ出した思い出の汗、水分を、うるおいを、乾きを、体感しにいかなければならない。

僕は少し前から薬物の真似事をしたくてしたくてたまらなかったのだけど、もしこのルーツを辿ることで新たなる展望が見えたのなら即刻やめるだろう。

僕はもっと衝動的で非生産的な文章が書きたいのだ。有益でみんなのためになったりする糞みたいな文なんてそもそもかけないし、独りよがりでゴミみたいな、そんな生物でよかったんだ…

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