仏像みくじ

東寺(教王護国寺)

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 東寺(教王護国寺)

 

『主役をも食らう』

このおみくじを引いたあなたは、講堂にいらっしゃる帝釈天・梵天像に出会ってみるのはいかがですか?

 

『支えることも大事』

このおみくじを引いたあなたは、講堂にいらっしゃる広目天像の邪鬼に出会ってみるのはいかがですか?

 

『歯医者に行こう』

このおみくじを引いたあなたは、夜叉神堂にいらっしゃる雄夜叉神・雌夜叉神像に出会ってみるのはいかがですか?

 

 『怒られに行ってみる』

このおみくじを引いたあなたは、観智院にいらっしゃる愛染明王坐像に出会ってみるのはいかがですか?

 

梵釈

帝釈天・梵天像

この仏像は東大寺 講堂にあります。

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講堂は東寺の有料拝観エリアに入ってすぐにある建物(朱色と白色の方)です。

この講堂の中にある仏像群は立体曼荼羅(りったいまんだら)とも呼ばれ、仏教の世界を立体的に見ることができるテーマパークのような場所です。

そんな中でもイケメンと話題なのは帝釈天像(たいしゃくてんぞう)です。

そして帝釈天と対によくなる梵天像(ぼんてんぞう)も味があってすてきです。

 

帝釈天像は東寺のポスターにも使われていたりするので、お寺としてもかなり目玉として推している仏像のようです。

切れ長の目にシュッとした身体つきで甲冑を着こなしている姿、これでかっこいいと思わないのはおかしいのではないかと思ってしまうほど。

そして、梵天像のお顔立ちはインドのようなどこか外国の香りがします。

ガチョウが支えているところや、唐時代の服ではなく腰布ぐらいしか身に纏わない見た目が他ではあまり見ない姿でおもしろいです。

 

拝観時間などの情報はコチラからどうぞ。

邪鬼

広目天像の邪鬼

この仏像は東大寺 講堂にあります。

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(夜間ライトアップ中の写真ですみません…!)

講堂は東寺の有料拝観エリアに入ってすぐにある建物(朱色と白色の方)です。

この講堂の中にある仏像群は立体曼荼羅(りったいまんだら)とも呼ばれ、仏教の世界を立体的に見ることができるテーマパークのような場所です。

 

中にある像はどれも主役級なのですが、そんな中でも主役を支える名脇役がいます。

それが邪鬼(じゃき)といわれる鬼です。

四天王など天部に分類される像によく踏みつけられているのですが、その姿がなんともチャーミングだったりするのです。

 

特に、講堂の左奥にいる広目天(こうもくてん)という像に踏まれている邪鬼は、私にはストレッチをしているように見えます。

踏まれているということを考えると痛くて疲れそうなのですが、このような邪鬼たちを見ていると踏まれることを受け入れているように見えます。

(中には辛く苦しそうな顔をしている像もありますが。)

 

上のかっこいい四天王などばかりに目が行きがちですが、たまには足元を見てみるのも楽しいのでおすすめです。

 

拝観時間などの情報はコチラからどうぞ。

夜叉

雄夜叉神像・雌夜叉神像

この仏像は東寺 夜叉神堂にあります。

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夜叉神堂(やしゃじんどう)は食堂の目の前にあるふたつの小さなお堂です。

写真で言うと、手前が雄夜叉神像(おすやしゃじんぞう)で奥が雌夜叉神像(めすやしゃじんぞう)です。

 

腕などはなく全身は残っていないのですが、格子状のすきまから覗いてみえる姿は少し怖いと思ってしまうほど迫力があります。

もともと南大門にいた仏像なのですが、そこを通る旅人が拝まずに通りすぎると罰があったために現在の位置に移動したというお話があったり…少し怖いと思ったのはなんとなくそのオーラを感じたからでしょうか。

 

歯痛を治してくれると親しまれていたことから、東寺では以前、夜叉神像のデザインでパッケージされているキシリトールが売っていたのですが、この前みた時には売っていなかったので終了してしまったのでしょうか…。

さりげなく売店のラインナップが変わるので減って悲しかったり、新しいものが増えて嬉しかったりします。

 

※雄夜叉神像は現在、文化庁による調査のため見ることができません。雌夜叉神像は見ることができます。(2018/02/07現在 )

拝観時間などの情報はコチラからどうぞ。

愛染明王

愛染明王坐像

この仏像は東寺 観智院(かんちいん)にあります。

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ここ観智院は勧学院(かんがくいん)でもあり、簡単にいうと大学の研究室のようなものです。

観智院の愛染明王像(あいぜんみょうおうぞう)は目が大きく、マンガのキャラクターのようで他の像より少しかわいらしい印象です。

また、頭に乗せている獅子の冠も舌をベーッと出してかわいいので見て欲しいです。

 

愛染明王は「煩悩や愛欲は本能で人間から断つことはできない、だからこそそれをエネルギーとして仏道に歩む」ことがいい行いだと伝えています。

煩悩などマイナスにとらえれるものをプラスに変えていくのはすごいですね。

明王とつく仏さまの中でも少し違う印象です。

 

そして、東寺では愛染明王からのひと言みくじを引くことができるのでオススメです!

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こんな感じにかわいい柄の巾着のようなものにおみくじが入っています。

布の柄が何種類かあったので、どれにしようか悩んでしまうかもしれませんね。

私は好きな柄を選んで引きました(笑)

また、観智院の本尊 五大虚空蔵菩薩像(ごだいこくうぞうぼさつぞう)のマスキングテープなるものが販売されていました。

以外と観智院 関連のグッズが多いので売店に行く時はチェックしてみてください!

 

そんな観智院の場所はコチラです!

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食堂の裏側にある上の写真の門をくぐって、北に向かって歩いて行けばすぐに着きます。

拝観時間などの情報はコチラからどうぞ。

東寺

東寺のアクセス情報
開門時間  5:00 〜 17:00
拝観時間  金堂・講堂

8:00 〜 17:00(16:30 受付終了)

※3月24日 〜 31日の間は8:30からの拝観になります。

 ※宝物館・観智院は9:00からの拝観になります。

拝観料  御影堂・食堂などの拝観は無料です。


金堂・講堂・五重塔は有料拝観です。

金堂・講堂

  • 大人 500円
  • 高校生 400円
  • 中学生以下 300円

観智院

  • 大人 500円
  • 中学生以下 300円

共通券(金堂・講堂、観智院)

  • 大人 500円
  • 中学生以下 300円

五重塔 初層内部・宝物館は特別公開や特別拝観に限られています。特別公開の会期中、上記の拝観料が変わるのでご注意ください。

特別公開の時期や拝観料などの詳しい情報は公式サイトでご確認ください。

交通  最寄り駅

JR京都駅(八条口)下車、徒歩 約15分

近鉄 東寺駅 下車、徒歩 約10分


 市バスの場合

JR京都駅(烏丸口)

  • 京都駅前から市バス

■ 78系統(久世工業団地 行き)から「東寺南門前」下車

■ 19系統(中書島 横大路車庫 行き)から「東寺南門前」下車

■ 42系統(JR桂川駅前 阪急洛西口駅 行き)から「東寺東門前」下車

■ 16系統(南区総合庁舎・九条車庫 行き)から「東寺西門前」下車

JR京都駅(八条口)

  • 京都駅八条口から市バス

■ 78系統(久世工業団地 行き)から「東寺南門前」下車

■ 19系統(中書島 横大路車庫 行き)から「東寺南門前」下車

■ 16系統(南区総合庁舎・九条車庫 行き)から「東寺西門前」下車

  • 京都駅八条口アバンティ前から市バス

■ 78系統(久世工業団地 行き)から「東寺南門前」下車

■ 19系統(中書島 横大路車庫 行き)から「東寺南門前」下車

■ 71系統(京都外大 松尾橋 行き)から「東寺東門前」下車

■ 16系統(南区総合庁舎・九条車庫 行き)から「東寺西門前」下車

京阪・祇園四条駅

  • 四条京阪前から市バス

207系統(反時計回り/九条大宮・九条車庫 行き)から「東寺東門前」下車

阪急・河原町駅

  • 四条河原町から市バス

207系統(反時計回り/九条大宮・九条車庫 行き)から「東寺東門前」下車

阪急・大宮駅、京福・四条大宮駅

  • 四条大宮から市バス

■ 18系統(大宮通り 久我石原 行き)

■ 71系統(東寺 京都駅 八条口アバンティ前 行き)

■ 207系統(九条大宮・九条車庫 行き)

 から「東寺東門前」下車

住所  京都府京都市南区九条町1
TEL  075-691-3325
公式サイト  http://www.toji.or.jp

 


 

『仏像みくじ』について少し思った事を書いてみたので、お時間があればよかったらコチラも…!

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