千本釈迦堂 大報恩寺
『目が合ったなら それは運命』
このおみくじを引いたあなたは、千本釈迦堂にいらっしゃる如意輪観音像に出会ってみるのはいかがですか?
如意輪観音像
この仏像は千本釈迦堂 霊宝殿にあります。
ここには六観音と呼ばれる仏像があり、その名の通り様々な観音さまが6体いらっしゃいます。
千本釈迦堂だけしか観音さまが一堂に6体揃っている姿を見ることができません。
その中でも今回おすすめしたいのは、如意輪観音像(にょいりんかんのんぞう)です!
単刀直入に言うと私の中では一番の推しで、初めて出会ったときに電気が体にビリッと走ったように感じて、ひとめぼれとはこのことを言うのか…!と思えるほどでした。
姿は片膝を立てて座っていて、腕は6本あります。
他の如意輪観音像の姿も基本的に同じではあるのですが、ここの像は何というかリアルで、ふれれば体温までわかってしまうのではと思えるほどです。
そして、玉眼(ぎょくがん)とよばれる目の部分に水晶をはめ込む技法があるのですが、その技法のおかげで瞳がまるで生きているようにキラリと光を反射させるのです…!
そのせいか、かすかににじみ出る色気が本当にたまらなくて、たまらなくて…。
霊宝殿の中で実際はおとなしくしていますが、心の中では目が合った時なんて飛び跳ねる勢いです(笑)
鎌倉時代を代表する仏師・運慶の次男でもある康運(こううん)が改名して名乗ったといわれている、定慶(じょうけい)の作といわれています。
宋風(そうふう)といわれる作風で、生身の女性のような表現だったり、他の作風とくらべると細身の体型で複雑な髪型という特徴があげられます。
うぅ、さすが慶派!圧倒的なクオリティの高さです…!
この千本釈迦堂はおかめ信仰の発祥の地でもあり、祈願成就のお礼として奉納されたいろいろなおかめ像の置き物もたくさん見ることができます。
六観音をはじめとする仏像群を見ても楽しいですが、おかめさんのお話に触れてみるのもおもしろいと思います。
千本釈迦堂 大報恩寺のアクセス情報
拝観時間 | 9:00 〜 17:00 |
拝観料 |
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交通 |
市バス50系統 立命館大学前行き、「上七軒」下車
市バス203系統 御室仁和寺行き、「上七軒」下車
市バス203系統 銀閣寺行き、「上七軒」下車
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住所 | 京都府京都市上京区七本松通今出川上ル |
TEL | 075-461-5973 |
公式サイト | http://www.daihoonji.com |
『仏像みくじ』について少し思った事を書いてみたので、お時間があればよかったらコチラも…!