法隆寺は広いので2パートに分かれました。
西院伽藍・大宝蔵院を見た後、夢殿に向かいました。
この夢殿、救世観音という仏像が有名です。
ですが、救世観音は秘仏で春・秋のご開帳の時のみしか姿を見ることができません。
今回はちょうど秋のご開帳の時期とかぶったので会うことができました!
いろいろといわくつきの仏像という前情報もあったからか、救世観音の顔を見たときはその不思議な笑顔に背筋がゾクッとしました。
仏像を見てこんな体験をしたのは今回が初めてです。
堂内の暗さもいい感じにその不気味さを引き立てていました。
2回目も出会えることを今のうちに計画しておきたいです。
続いて夢殿の東側にある中宮寺に向かったのですが、長くなりそうなのでその記事はまたあとで書きたいと思います。
中宮寺の後に法隆寺境内、西奥にある西円堂に向かいました。
西円堂には薬師如来と十二神将がいました。
この薬師さんキリッとした顔をしていて、今まで見てきた薬師如来と何か違う感じがします。
そして、ただの薬師如来ではなく『峰薬師』とも呼ばれています。
その理由については、ご朱印を書いていただいた職員さんがお話してくれました。
法隆寺の西側の一番高い場所にこの西円堂があります。
そこにいる薬師さんなので峰がついたらしいです。
それと、『みね』が『みみ』に聞こえることもあり、耳に関することを聞いてくれる薬師さんという風にも伝わっているそうです。
片耳が聞こえない身なので、そのお話を聞いた後すぐに峰薬師さんに挨拶しにいきました(笑)
我ながら現金なやつですね。
そして、ご朱印についてもお話をしてくださりました。
昔は平日に0枚などが普通だったご朱印が、ここ数年のブームで平日でも10枚ほど書くようになったらしいです。
土日祝日になると30~50枚は普通に書いて、催事などがあった場合には時にはたったの1日で500枚書いたこともあったそうです。
この西円堂、正直そんなに人がたくさん来る場所ではないので、法隆寺メインのご朱印はもっと数が増えるんでしょうね…。
私にはできないなぁと思ってしまいました。
法隆寺に行く人はツアーなどの関係もあると思いますが、西院伽藍・大宝蔵院にしか行かない人が多いと思います。
職員さんが「ここ(西円堂)はあんまり目立たないからね…(笑)」と少し寂しそうにしていたのが印象に残っています。
なので法隆寺に来た時には、ぜひともいろんな場所に足を運んでみていただきたいです!
仏像や人以外にも、上の写真みたいに猫とかきっとすてきな出会いがあると思うので!
職員さん、今までご朱印をいただく中で1番のおしゃべりさんだったので楽しかったです。
向こうから話しかけてもらえないとお話しちゃダメな気がするので。
お話を聞くことによって、お寺についてもっと知ることができて身近に感じることができるのは嬉しいことですね。
次は夢殿から西円堂で飛ばしてしまった中宮寺についてです。
奈良ひとり旅(中宮寺 編)に続きます。