薬師寺
『咀嚼する』
このおみくじを引いたあなたは、薬師寺にいらっしゃる薬師如来像に出会ってみるのはいかがですか?
薬師如来像
この仏像は薬師寺 金堂にあります。
金堂内に並ぶのは白鳳時代(はくほうじだい)を代表する薬師三尊像。
そして真ん中にいらっしゃるのが薬師如来像です。
白鳳時代、仏像が日本に入ってきてから日もすぎて、だんだんと日本独自の表現に落とし込まれてきたような時代です。
顔立ちも丸みを帯びてきて、デフォルメが効いて頭身が低く直立が多かった身体のラインから、頭身も高くなり少しリアルになって身体の曲線が見えるようになったり、腰をひねったようなポーズをとる仏像もでてきました。
目元も飛鳥時代のアーモンド型な目から考えると伏し目がちな細い目になっています。
また、この時代は銅製の仏像が多いのですが、銅でできたとは思えない身体の柔らかさや、まとう衣の薄さを感じられます。
正面からとナナメや横から見た時の顔の印象が変わるのもおもしろいと思います。
そして、ここ薬師寺では、上の写真のように薬師如来の台座には仏教だけだはありえない四神の図やギリシャ文様、ペルシャ文様などが描かれています。
こういうものを見ると、仏教というのか日本といっていいのかわからないのですが懐の広さをすごく感じます。
懐が広いというよりは、もしかすると何でも飲み込んで自分のものにしてしまう感じですかね?
薬師寺 金堂に行った際には仏像だけではなくて台座にも注目してみてください!
入ってすぐの所には台座のレプリカもあって、金堂より近くからあらゆる角度でじっくり見ることもできるのでおすすめです。
薬師寺のアクセス情報
拝観時間 | 8:00 〜 17:00(16:30 受付終了) |
拝観料 | ※薬師寺の拝観料は、玄奘三蔵院伽藍の公開・非公開により拝観料が変わります。
公開の対象期間 お正月 1/1 ~ 1/15 公開時
非公開時
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交通 | 近鉄 西ノ京駅 下車すぐ |
住所 | 奈良県奈良市西ノ京町457 |
TEL | 0742-33-6001 |
公式サイト | http://www.nara-yakushiji.com |
『仏像みくじ』について少し思った事を書いてみたので、お時間があればよかったらコチラも…!